シーズン別スキンケア

冬のスキンケア

タイトルライン

空気が乾燥し、寒さも厳しい冬は、肌にとってもつらい季節。肌を乾燥させない十分な保湿ケアできれいな肌を維持しましょう。

早め早めのケアで肌のうるおいを維持する

屋外の冷たい風にさらされたうえ、室内の暖房で水分が蒸発してしまう冬の肌は、とても乾燥しやすくなります。この状態が続くと、新陳代謝のリズムも悪くなり、シミ・シワなどのトラブルが発生しやすくなります。
冬のお手入れのポイントは、何といっても保湿ケア。たとえ脂性肌でも、水分不足の乾燥傾向があります。ほおや目と口の周囲は部分乾燥することが多いので、どんな肌タイプの人も油断できません。一日中、肌に潤いを維持することが、冬のスキンケアの基本です。
他の季節にくらべて紫外線(UV-B)は少なくなりますが、シミなどを予防したいなら、できれば冬も含めて年間を通じてUVケアを行いたいものです。地道なケアが、肌の老化やトラブル防止につながります。

冬のお手入れポイント

●洗顔するお湯の温度に気をつけて!
寒い時は、洗顔のすすぎの温度も高くなりがちですよね。熱めのお湯で洗顔すると、細胞間脂質や天然保湿成分(NMF)が流れやすくなってしまいます。お湯の温度は人肌くらいがよいでしょう。また、面倒だからといって洗顔で手を抜くと、顔にある皮脂や脂分が酸化して過酸化脂質となり、肌の老化につながるので注意して。
●手を温めると効果UP
寒い時期は血行が悪くなり、手足が冷たくなることがありますが、冷たい手では、クレンジング剤が汚れになじみにくくなりますし、マッサージの効果もイマイチ。お湯などで手を温めてから、洗顔をしましょう。
●ラップパックで保湿力UP
乾燥のひどい部分は、化粧水をつけたあと、美容液や乳液をつけ、キッチン用のラッブを適度な大きさに切ってかぶせます。5分ほどしてからはがせば、保湿力が格段にアップしちゃいます。

冬の朝スキンケア

@洗顔
乾燥が気になる冬ですが、洗浄力が弱いマイルドな洗顔料を使うのは逆効果。脂分の汚れが残ると過酸化脂質となり、肌の老化をすすめてしまいます。また、油膜が残ることにより、あとの化粧水が浸透しにくく、みずみずしい肌にできません。冬もていねいな洗顔を。
A化粧水
保湿効果の高い化粧水で水分補給をしましょう。小鼻の横や目元といった細かい部分は、コットンや指先を使って、丁寧に重ねづけ。カサつきやすい口角も、潤い補給を忘れないように。
B美容液
乾燥がひどい部分には重ねづけを。この時期も美白美容液でのお手入れを続けると、肌の透明感がアップします。
C乳液
美容液を使っても、肌が乾燥して化粧のりが悪いときは、乳液をつけましょう。メイクをしない日は、紫外線防止効果のある乳液や∪∨クリームを使うと美白に役立ちます。脂性肌の方はつけすぎに気をつけて。

冬の夜スキンケア

@クレンジング
帰宅したら、早めのクレンジンクで肌の負担を取り除きます。クレンジング剤を手のひらで温めてから使うと、汚れが落ちやすくなります。
A洗顔
正しい洗顔をやさしくていねいに行い、メイクや余分な皮脂をきれいに洗い流します。メイクをしなかった日も、きちんと石けん洗顔をしましょう。
B化粧水
乾燥した肌に最適なのは、ヒアルロン酸が配合された化粧水です。表面がカサついているときは、化粧水パックで保湿力を高めましょう。シミが気になる方は、ビタミンC誘導体を配合した美白化粧水を使うと効果的です。
C美容液
冬は、夏よりやや多めに美容液を使います。まず顔全体にのばしてから、目元・頬・口元などの乾燥しやすい部分につけ足していきましょう。冬の乾燥をしっかり防ぐことは、肌の老化やシミ、シワを予防し、肌の若さを保つことにつながります。

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