肌トラブル予防スキンケア

食事のとり方で肌に差がつく

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美肌の基本はバランスのよい食事!

毎日似たようなメ二ューの食事を繰り返している方と、バランスを考えて食事をしている方とでは、肌の状態に差が出てしまいます。
化粧水や美容液でのケアも、もちろん大切ですが、肌も体の一部。筋肉や内臓と同じように、あらゆる栄養素が必要不可欠なのです。サプリメントを飲んでいれば大丈夫!、という人もいますが、それでは食事の代用にはなりません。栄養不足は、肌にも影響が出てしまいます。あなたの食生活をチェックし、体の内側から美肌をつくり上げる、健康的な生活をスタートしてくださいね。

美肌をつくる食事のポイント

@食事の偏りに気をつける
一日30品目の食品をとるのが健康に良いと言われます。神経質にならずに、毎日いろいろな食品を食べるように意識すれば、自然に栄養バランスはとれるものです。
外食が多い人も、一日の中で、または1週間単位でバランスを心がけましょう。昼が洋食なら、夜は和食とか、昨日は肉料理だったから、今日は焼き魚を、などと考えることが、バランスのよい食事につながりますよ。
A体の調子に合わせて栄養素を摂取
美しい肌づくりに欠かせないのは、たんぱく質とビタミン。今の日本人は野菜不足になりがちで、外食や偏食の多い人は特に要注意です!
ビタミンにはビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEなどがあり、それぞれが体や肌に健康効果をもたらします。サプリメントよりも、やはり食材からとるのがベスト。
また、人間の体の6割は水分で、水は体調にも大きな影響を与えています。新陳代謝を促進するために、ふだんから良い水を飲むことです。浄水器・ミネラルウォーターなど、おいしい水が飲めるようにしておきたいものです。
Bタバコは美容の大敵
仕事を終えたあとの気分転換の一服は、ストレス解消にはなるかもしれません。ですが、タバコを1本吸うことで、美肌に欠かせないビタミンCが25〜100mgも破壊されてしまいます。
禁煙が望ましいのですが、どうしてもやめられなければ、サプリメントや食物から十分にビタミンCを補給しましょう。

美肌のためにビタミン摂取!

ビタミンは体の代謝に必要ですが、体内では合成できないため、食物などで摂取する必要がありまもす。種顆はさまざまですが、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEは肌に欠かせない栄養素。
鉄・亜鉛などのミネラルも、体の機能を保つのに欠かせない栄養素で、体内では合成できません。 特に女性は、鉄が不足しがちですから、日頃から気をつけて摂取しましょう。

●ビタミンA(乾燥防止・紫外線によるトラブル防止)
//ビタミンAのはたらき
皮膚・粘膜の潤いを保持し、新陳代謝を促進し、肌の乾燥を防ぐビタミン。野菜などが含むβカロテンは、体内でビタミンAに変化し、活性酸素の害を防ぐ抗酸化作用もあって、紫外線による炎症を防いでくれます。
//食べ方のポイント
油に溶ける性質(脂溶性ビタミン)なので、油と一緒に調理したり、脂肪を含む食品と合わせて食べるとよく摂取できます。
//ビタミンAを多く含む食品
にんじん・ほうれんそう・かぼちゃ・にら・うなぎ・レバー・バタ一・卵の黄身など
●ビタミンB群(肌荒れ防止・ニキビ予防)
//ビタミンB群のはたらき
ビタミンB6・B2は皮膚の粘膜を保護する重要な栄養素。B2は皮膚・爪・毛髪の育成に深く関わり、皮脂の代謝をスムーズに行います。B6は皮脂の分泌をコントロールします。二キビ予防には、この二つのビタミンの摂取がをとると効果的です。
//食べ方のポイント
ビタミンB群は水に溶けやすい(水溶性ビタミン)ので、まず洗いすぎないよう注意。煮物などにするときは、煮汁に溶け出しているので、煮汁ごと食べられる料理のほうがより多く摂取できます。
//ビタミンB群を多く含む食品
牛乳・縁黄色野菜・豚肉・魚・海藻・卵・豆類・玄米・チーズなど
●ビタミンC(シミ・シワの予防と解消)
//ビタミンCのはたらき
皮膚の再生・ホルモン分泌を促し、メラニン色素を無色化してくれるはたらきがあります。また、真皮内の膠原繊維の産生を促進するので、シワ予防効果があり、鉄の吸収も助けます。美肌に欠かせないビタミンです。
//食べ方のポイント
水溶性ビタミンなので、長く水につけたり、ゆですぎると溶け出して減ってしまいます。また、体内に長時間ためておくことができないので、毎日こまめにとりましょう。新鮮なフルーツ類なら、効率的に摂取できます。
//ビタミンCを多く含む食品
いちご・レモン・メロン・キウイフルーツ・ピーマン・トマト・カリフラワー・ブロッコリーなど
●ビタミンE(肌の老化防止)
//ビタミンEのはたらき
血液循環を促し、ホルモン分泌や自律神経を調整するはたらきがあります。ビタミンCと併用することで、抗酸化作用が増します。新陳代謝を促し、白然治癒能力を高める作用もあるので、欠かせない栄養素。
//食べ方のポイント
脂溶性ビタミンなので、脂肪のある食品と一緒に摂取すると、吸収がよくなります。また、ビタミンEの抗酸化作用を助けるビタミンCを含む食品も、一緒に摂取するのがオススメ。
//ビタミンEを多く含む食品
かつお・たらこ・うなぎ・大豆・、胚芽米・ほうれんそう・さつまいも・ごま油など
●鉄・亜鉛(ミネラル)(保水力アップ・くすみ改善)
//鉄・亜鉛のはたらき
鉄・亜鉛などのミネラル(無機質)は、体の機能を正常に保ちますが、体内で合成できないため、食物からとります。生理のある女性に鉄分は欠かせない栄養素で、亜鉛は新陳代謝に必要で、肌荒れなども防ぐ効果も。
//食べ方のポイント
ミネラルの必要量はわずかですが、鉄が不足すると貧血を起こしたり、肌にくすみが生じ、亜鉛が不足すると爪や肌にトラブルが起こりやすくなります。これらの栄養素を意識して積極的に摂取することで、イキイキした美肌が生まれます。
//ミネラルを多く含む食品
鉄:レバー・しじみ・ひじき・切干大根など
亜鉛:かき・ほたて貝・大豆・肉類・ごま・小麦胚芽・くるみなど

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