スキンケアの基本

ステップ 1 クレンジンク〜メイク汚れを溶かして落とす

タイトルライン

クレンジングは、スキンケアの第1歩です。メイクをしっかり落として、あとに続くステップを、より効果的なものにしましょう!

メイクは必要がなくなったらなるべく早く落とす!

仕事や飲み会で帰りが遅くなったとき、「眠い」、「面倒くさい」と言って、メイクをしたままベッドに入ってはいませんか?
肌にメイクの油分・ほこり・ちりなどの汚れ・分泌された皮脂がついたままの状態では、トラブルが起きても当然です。メイクの必要がなくなった時点で、なるべく早く落とすことがスキンケアの鉄則ですよ。
メイクを落とすクレンジング剤には、さまざまなタイプがあります。オイル・乳液・ジェルといった触感の違いや使用方法など、自分の肌質に合ったものを選ぶことが大切です。また、簡単・便利ということで、ウエットティッシュのタイプや、洗顔料と一体のものを使用する人もいますが、汚れが残ったりしますし、毛穴の汚れをきちんと落とすには、物足りないようです。

クレンジング剤の種類

洗い流すタイプ
肌にのばし、メイクとなじませて、ぬるま湯(人肌程度が良いようです)で洗い流します。肌への刺激が少ないのでオススメです。ただし、オイルやクリームなどの油分が多いタイプは洗顔後も肌に油膜を残すので、よく選んでくださいね。

ジェルタイプ
さっぱりとして軽い使い心地ですが、さっぱりしすぎると、逆に油の汚れが十分に落ちません。のびが悪いタイプは肌をひっぼるため、シワやたるみの原因となってしまいます。
乳液タイプ
のびがよく、メイクなどの油になじみやすいので、肌から汚れを離れやすくします。肌への負担が軽いので、乾燥しやすい肌や敏感肌にも安心して使えます。
オイルタイプ
油分が多く汚れが落ちやすいのですが、肌に油っぽさが残りがちで、化粧水の浸透をさまたげます。油分をしっかり落とすには2〜3度の石けん洗顔が必要なので、手間がかかり、肌も乾燥させてしまいがちです。
石けんタイプ
泡立てがしっかりできていないと、汚れがしっかり落ちません。弱アルカリ性のものは20〜30秒くらいで洗い流さないと肌への刺激に。弱酸性のものは、肌には優しいけど、汚れ落ちはイマイチかも。
ふき取りタイプ
メイクになじませ、ティッシュやコットンでふき取ります。ふき取る時に、摩擦によって肌を傷つけたり、毛穴に汚れをつめ込ませるので注意が必要です。ぬらしたコットンやティッシュを使うと、摩擦が減って肌の負担も軽くなりますよ。

クレンジング剤の選び方

●洗い流すタイプは、肌への負担が少ないの ?
クレンジング剤には、大きく分けて「洗い流すタイプ」と「ふき取りタイプ」があります。ふき取りタイプは、ティッシュやコットンでふき取るときに肌に摩擦の負担がかかり、毛穴に汚れが入り込んでしまいます。そういった意味では、洗い流すタイプのほうが、肌への刺激は少ないです。
●ファンデーションと同じメーカーでなければダメなの?
特別に落ちにくいメイク以外は、ほとんどのクレンジング剤で落とすことが可能です。ただしウォータープルーフのマスカラなど、落ちにくいものは専用のリムーバーの使用が効果的ですね。
●クレンジンク剤の油分の含有量に気をつけて!
クレンジング剤の油分が多いとメイクはよく落ちますが、石けん洗顔後も油を肌に残してしまいます。これを肌がしっとりしているとカン違いする人も多いようです。反対に、さっぱりしたタイプでは汚れが十分落ちません。洗顔後の自分の肌をしっかりチェックして、油分のちょうど良いクレンジングを選びましょう。

かっちりメイクを落とすクレンジング方法

@準備をする
顔のすみずみまで洗顔できるように、髪をすっきりまとめましょう。手は石けんで洗い、清潔にしておきましょう。
Aポイントメイクを落とす
顔全体のメイクを落とす前に、マスカラ、アイシャドー、口紅などのポイントメイクから落としましょう。
※絶対に肌をこすらずやさしく!
//マスカラ
コットン等にクレンジングやリムーバーを含ませ、まつげをはさむようにして根元から毛先に向かってゆっくりと。
//アイメイク
コットンや綿棒にクレンジング剤をつけ、汚れが広がらないように、横にやさしくなでてふき取ります。
//口紅
クレンジンク剤を、指先で円を描くようになじませて洗い流します。デリケー卜な部分なので、こすらず優しく。
B顔全体になじませる
適量のクレンジング剤を手に取って、額・両ほお・鼻の頭・あごにつけて顔全体にのばし、なじませます。クレンジング剤の量が少ないと、肌をこすってしまうので注意しましょう。人さし指・中指・薬指の腹を使って、やさしくのばします。指をすべらせるように動かすのがポイント!時間をかけすぎると、浮き上がった汚れをまた肌にすり込んでしまうので、あまり長くだらだらとしないこと。
※クレンジング剤は温めてから使いましょう!
クレンジンク剤は、いったん手のひらに出し、人肌に温めてから使うと、汚れとなじみやすくなり効果的。特に寒い時期は、容器から出したての冷たいままでは、皮膚が縮んで汚れが浮きにくくなります。 石けんタイプは泡立てをしっかりしてから。
Cぬるま湯で洗い流す
汚れが浮いてきたら、ぬるま湯で洗い流しましょう。このときも、顔を強くこすらないよう、優しくすすいで下さい。その後、石けんを十分泡立てて、泡で顔をつつみ込むように洗顔を行います。

前のページ  次のページ