スキンケアの基本

ステップ 2 洗顔〜たっぷりの泡洗顔でキラリ素肌づくり

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たとえ高価な化粧品を使っていても、油膜のはった肌には十分に効果はあらわれません。正しい洗顔で、化粧品が有効にはたらくベースづくりをしましょう。

メイクした日はダブル洗顔を

メイクをした日は、クレンジンクに加えて、洗顔が欠かせません。クレンジンク後の肌に残ったクレンジング剤の油分やメイク、日焼け止めクリームの最後の汚れを完全に取り除かないと、次に使用する化粧品の効果は期待できませんよ。さらに肌トラブルを起こしてしまうこともあります。クレンジング+洗顔の「ダブル洗顔」を心がけましょう。

洗顔は、よく泡立て泡で顔を包んで洗うのが基本!!
石けん洗顔は、手のひらで石けんをたっぷりと泡立て、その泡を肌の上でころがすようにして汚れを落とすのが基本です。できるだけきめの細かい泡をつくると、油や汚れの粒子が吸着しやすく、力を入れて洗わなくても汚れが落ちやすくなりますよ。

洗顔料の種類

固形石けんタイプ
洗顔料の基本で、使用感(さっぱり・しっとり)・ph(アルカリ性・酸性)などでさまざまなタイプのものがあります。手やネットで泡立てて使います。
フォームタイプ
チューブに入っていることが多く、泡立てて使用する洗顔料です。肌タイプ(オイリー・ドライ)など、いろいろな肌タイプのものがあります。
ジェルタイプ
ゼリー状の洗顔料で、ジェルが皮脂の汚れを包み込んで落とします。肌にやさしく、洗いあがりのつっぱりが比較的少ないタイプです。
ムースタイプ
泡状の洗顔料で、手にとってそのまますぐ使えるので、忙しいときにとっても便利です。ポンプ式のものが多く、使用する量だけ押し出して洗顔します。
パウダータイプ
粉末状の洗顔料で、手のひらやネットで泡立てて使います。洗浄力の強い酵素やイオウを含んだものなどがあり、目的に合わせて選びます。

洗顔料の選び方

●さっぱりした使用感のものをセレクト
きちんと汚れを落とす洗顔料かどうかは、洗いあがりの感触にあります。十分に汚れが取れた肌からは皮脂も一緒に落ちるので、ある程度のつっぱり感があるもの。すすいだあと、さっぱりして、肌にキュッキュッという感触のものを選びます。しっとりするものは、薄い油膜が肌に残っていて、洗浄力が足りないかも。
●流いすぎや洗顔料の刺激に注意しましょう!
しっかり汚れを落とそうと、手で顔をこすったり、長い時間洗いすぎてしまうのは禁物。また、洗顔にスクラブ剤やピーリンク剤を使うのは、顔をこする以上の刺激を与えますから、よほど肌の強い人以外はおすすめできません。さらに、角質を取る効果のあるものは、必要以上に使用すると、肌に必要な角質まではがれて肌の保湿機能が低下し、乾燥や肌荒れを起こしやすくするので注意しましょうね。

シャキっとスッキリ洗える洗顔方法

@準備をする
洗顔は、刺激が強いブラシやスポンジを使わずに、自分の手で行うのが一番!洗顔前に手をよく洗いましょう。手が汚れていると洗顔料の泡立ちが悪くて、洗浄力も落ちてしまいます。
Aぬるま湯で予洗をしておく
本洗いの前に、ぬるま湯で予洗(体温程度のお湯で顔全体を2〜3回すすぐ)します。顔表面の大まかな汚れを落として、肌をぬらしておくと、あとの洗顔がより効果的に行えます。
B洗顔料を手で
手のひらを使って、洗顔料もしくは石けんをよく泡立てます。泡はきめ細かく弾力のあるものが理想です。水が多く、洗顔料が少ないと、コシのない大きな泡しかできないので、泡立て頑張って下さい。
※きめ細かくて弾力性のある泡をつくる
//洗顔料の泡立て方
ぬらした石けんを手のひらである程度転がしたら(あるいは洗顔料を手に取り)、ぬるま湯を数滴たらします。空気を入れながら、さらによく泡立てましょう。
洗顔ネット(台所用水切りネットでも可)を使用すると、簡単に泡立ちます。
//石けんトレーの水はよく切りましょう!
石けんは水につかっているとやわらかくなり、早くなくなってしまうので、石けんトレーに水がたまらないように気をつけて!水はけをよくすると、石けんの持ちもよいですよ。
C泡で顔を包むように洗う
本洗いは、手のひらやネットでつくった泡を顔の上でころがすような感じで行います。手が肌に触れない程度に、泡を動かし泡で顔を包むようにして汚れを落とします。
Dぬるま湯で洗い流す
洗い終えたら、ぬるま湯で洗い流します。このとき、手で顔をこすらないように注意。髪の生え際・こめかみ・あごから耳の輪郭部分・小鼻のくぼみなどにすすぎ残しがないように、ていねいにすすぎましょう。
Eタオルで水分を吸い取る
洗顔後、タオルは顔にそっと押し当てるだけで、十分に水分を吸収します。決してこすらないよう注意して!
※ふわふわのやわらかタオルを選んで!
洗顔後の肌は、皮脂膜が取り除かれ、デリケー卜な状態ですので、タオルは清潔でやわらかく、水分の吸収のよい綿100%のものを用意すると良いですよ。
大きさはハンドサイズで十分なので、清潔なものを。

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